2018年10月19日「インドネシア共和国ACF大気浄化ユニット普及促進事業」の実証開始について

「インドネシア共和国ACF大気浄化ユニット普及促進事業」の実証開始について

 大阪ガスエンジニアリング株式会社(社長:山脇武志、大阪ガス株式会社の100%子会社、以下「OGE」)は、このたび、インドネシア共和国において、炭素材料を用いて道路沿道の大気汚染物質である窒素酸化物(以下「NOx」)を低減するACF*1(Activated Carbon Fiber:活性炭素繊維)大気浄化ユニットを普及促進させる実証事業を開始しました。本事業は、独立行政法人 国際協力機構(以下「JICA」)の「開発途上国の社会・経済開発のための民間技術普及促進事業」に採択されています。
 
インドネシアの首都ジャカルタでは、近年、急速な経済成長と生活環境の変化に伴う交通渋滞が激化により、道路沿道の大気汚染が深刻化しています。ジャカルタ中心部では、呼吸器疾患の原因となるNOxの濃度が世界保健機構(WHO)のガイドラインの2倍近いレベルに達しているほか*2、13~14歳の児童のぜんそく患者率は日本国内平均の数倍という状況となっています*3。
 
OGEではDaigasグループで保有するACF大気浄化技術を活用し、インドネシアの環境改善をはかるべく、上記のJICA事業に応募し、インドネシア政府の公共事業・住宅省と協議を重ね、このたびジャカルタ南部の幹線国道*4の総合病院前にACFの設置を完了しました。この技術は、「電気動力を用いず、自然風を利用し大気を浄化する。」ことや「水洗いや降雨によりNOx除去性能の再生ができ、維持管理が簡易で長期間効果を維持する。」といった特徴があり、開発途上国の大気汚染対策にも有効であると考えられます。今後1年間、JICAの支援を受け、現地で効果検証を行い、熱帯であるインドネシアの環境下での有効性を実証していきます。
 
今回の事業で用いるACFは、NOx除去の触媒機能を追加したもので、OGEがこれまでに東京・大阪等の幹線道路に設置しています。
  Daigasグループは、ACFの販売を通じ、これからも社会の環境改善に貢献していきます。
 

*1   大阪ガスは過去に石炭からガスを製造していました。ACFは石炭からガスを製造する際に副生されるコールタールの有効活用のために開発した技術の一つです。
*2   Jakarta Polices Traffic Directorate, BPLHD Jakarta, 2014
*3   International Study Asthma and Allergies in Childhood, 2012
*4   Jalan TB Simatupang, South Jakarta, DKI Jakarta Province
 

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